2009年10月22日木曜日

明日が乞食とも限らない

日野原教授も語っている、『幸せの敷居を下げなさい』と多くの本でも語っている。
私が語るなら現状は不安定な砂上のお城の上の世界であって現状が現実を投影しているものでは無い事を認識する事から始まる。

例えば人が羨む様な豪邸で暮らしていて、最初には満足していても段々と更にもっと豊かな生活を望んでいた人が居たとしても、その豪邸自体がキャシュで買いその他にその何倍もの動産資産があるだろうか?大体はしっかりと銀行の抵当権が設定されている不動産に間借りしているだけだ。

動産資産が仮に相当に持っている人であっても、それを通帳に入れておく事はしないから常に投資のリスクに晒されて増える可能性もあれば大きく減らしていく可能性もある。

浮浪者の事を語るが警察署に『紳士録』と言って生前ホームレスの方に連絡先等を聞いておきお亡くなりになった際にご家族に連絡する方法を取っている。すると私等の足元にも及ばない高学歴であり社会的地位のあり、語学も堪能で世界各国をビジネスマンとして活躍されていたとする人や社会的な立場も上の方もいらしゃるのである。
別に仕事に失敗して解雇されてホームレスになった訳でもない人たちである。私よりも学歴や能力が遙かに上の人達が考える事があり世捨て人と呼ばれる立場になっただけで。戻ろうと思えばスーツに身を固め飛行機のビジネスクラスで各地を転々とする生活に復帰する事が出来るだろう。

いつ自分とその人との立場が変わっても可笑しくは無い、逆に私にはそこまでの能力が無いので代わる事が出来ないのであるが。

いつも現状は永遠では無いと思う事だ。寺田 和正著『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』はサマンサ・タバサを作りあげた人の本だ。この中で従業員に新年会と夏の社員旅行に喜んで貰う為に誠心誠意努力している。この本を読んで貰うと分かるが初めは食後のデザートで社員の歓声が上がるが年々耐性が出来る為に感動してもらえなくなってくる。スペシャルゲスト、ビーチの貸し切りとどんどんとエスカレートしていくのが人の本性だ。

永遠は無い。

いつ病気になり貯金を使い果たすかもしれないし、商売でも会社でも業態が変わったり社会の変革には明日の保障はないのが現実だ。
今を有難がると更なる贅沢に対する耐性は生まれなくなる。

0 件のコメント:

コメントを投稿