2012年3月16日金曜日

栄養

それぞれがサプリメントを信じてそれを服用する事によって頼り不安が無くなり健康になった気がする事は一つの儀式である。

私は宗教も儀式行為の延長線上にあると考えている。それにより不安が解消されて身の回りの出来事が好転したと思い込み全ての出来ごとは神の思し召しとなる。

私はどんな人であっても儀式行為は必ずあり例えば靴は右から履く等とかどんな形にしろ実際の生活行為には関係の無いこだわりが必ずあると言えます。
その事からも宗教を仮にしていない人が宗教を否定したとするとそれはおかしな話であり、つながりがある。

治療も様々なテクニックがある。私が習ったテクニックはSOT、ディパーシファイド、ガンステッド、CMRT、ピアーズ、ローガン、トムソン、カウンターストレイン、アクティベータ、ターグル、マッケンジー、等・・鍼で言えば東洋鍼学会と経絡治療学会ではまた考えの違いがある。
治療家は患者様にそれぞれのテクニックの創始者の編み出した儀式に従って(カイロの世界では治療哲学とも言うが)手順を繰り返す。

2012年3月11日日曜日

栄養

患者様で多くはサプリメントを服用している。これは決して悪い事ではない
不思議にこれを飲んでいるおかげでここ10年風邪を引いた事が無い病気をした事が無い等とサプリメントのせいで健康にいられると言う。

それぞれが全部のサプリメントを摂取する訳では無く栄養学的な根拠も無く自分の判断で不足していると思われるのを飲んでいるのである。

セサミン プロテイン グルコサミン 青汁 ロイヤルゼリー 等など

DHCから送られる広告兼健康冊子にはビタミンPコエンザイム等を例に上げこれからも新しい栄養素が発見されるであろうと書いてあった。

人類の科学はまだほんの歩き始めた程度である。宇宙全体からみると解明された部分は4%だそうですニュートリノ、クオークが発見されビックスがそれにくっ付いて重さを作るのでは無いかと考え今ビックスを探しているそうであるが光にはビックスが付かないとされているのが最近光にも重さがあると言う学者も現れている。
ダークマター(謎の物質)ダークエネルギー(謎のエネルギー)が殆どなのである。

栄養素を多く採ったとしてもその人はまだ人類が知らない栄養素の極端な欠乏症の可能性だって充分に考えられるのである。私は本来人類は欠乏症が自然であって2種類3種類の錠剤を採ってそれで補えるとは考えにくい。

今ある自然界の食品を普通に食してそれで良しとして不足をマイナスと考えない方が良い。

2010年5月30日日曜日

古希

最近妻のお母さんの古希の祝をした。70歳は昔は稀であったことから古希の意味らしいが今は70歳はまだまだ元気である。

昔はもっと早く人は死に40歳で老人になり死んで行った。
お伽話のおじいさんおばあさんは実際の年齢は40代の年齢らしい。今から見れば短い人生であるが近代になって急に寿命が延びただけで人類の歴史をみるとそれが寿命ともいえる。前に歴史の中での庶民の平均寿命をみて鎌倉時代の平均寿命を知り驚いた。

いつかは死ぬ身長寿となっても同じ結果が待っているだけだが。

哲学者が現代人は長寿となった結果生への執着心が強くなりこれは良い事ではないと新聞に書いてあった。もし寿命が200歳だと恐ろしいまでの執着心に変わるであろうと意見があった。

生物的には寿命があるおかげで結果的に種として生き残り遺伝のふるいにかけられ今がある。
最近はこのふるいも平等の理論から全ての人が医療によって生存する事が当たり前の考え方になりつつある。

人は無性遺伝から別れを告げ有性遺伝の道を選んだ、その結果が死だ。
遺伝の疾患により若くして死んでしまう人もいる。しかし淘汰が無ければ遺伝はコピーの繰り返しであるから必ずミスが生じ悪い遺伝子が生まれる。
昔は寿命で死んで行ったが今は更にコピーされている、これからは遺伝性疾患はやがて右肩上がりに1000年を待たずに増えて行くだろう。

2010年4月9日金曜日

幸せとは

日経新聞に4月5.6.7と掲載されたサラリーマン冒険家坂本 達さんの原稿が載っていた。ミキハウスの社員でありながら世界を巡り公演は年100前後の数をこなし、ラジオ出演やら大忙しであろう。

チベットの-30°から54°のイランまで肌で感じた旅をとおして
「大した意味もないかもしれない。でも、今この時間も、世界の別の場所では日本では考えられないことが起こり、全く別の価値観で生きている人たちがいる事がわかった。」

とある、色々な体験談があるがいかに狭い世界で生きているか思い知らされる。

アフリカの子供たちに最近嬉しかった事を聞くと

「妹が笑った事」

「雨が降った事」

この方は物差しの価値観と言う表現を使い私は思考回路の色眼鏡を使う。
幸せは全員味わっている。

2010年3月9日火曜日

耐性

今日は雨で患者さんが寒い寒いと言っていた。

その少し前に外を毎日日課の散歩に行っていたので、私自身の皮膚感覚では丁度よいくらいで汗ばむ一歩手前程度であった。最近の現代人は基本的な運動量が不足しているので冷え性が増えている。男性でも冷え性があるくらいだ。今は地球温暖化で冬の気温が上昇している筈なのに逆に冷え性は増加傾向にある。
昔は庶民は着る物といっても真冬でもダウンジャケットがある訳でもなく今でいう秋ファッション程度の着る物しか無かったはずで、かいまき布団で仕事をしてた人はいないだろう。まして昔の人たちは殆どの労働は屋外作業の農作業でもくもくと仕事をし続けたのです。現代人も少し動けば熱くなり汗が噴き出すのに・・・何もしないで軽作業程度の生活習慣だからドンドン体は弱くなり寒がりになって行く。

体力に応じたランニングやウオーキングを勧めたい。

2010年2月23日火曜日

新刊

金曜日に東海大学病院でMRI検査に行ってきたが特に問題は無かった。
東海大学病院はいつ行っても混んでいてかなり待たされる。待合室では私は読書をしているが「代替医療のトリック」サイモンシン著新潮社を読んでいた。新刊ではあるが私の蔵書の事例を連ねて特に新鮮味のある内容では無かったが、加筆された部分もあるし治療をする人間として私たちはどの様な立場や評価をされているかは謙虚に受け止めなければならない。

東海大学病院の中で「代替医療のトリック」を読んでいて私達はいかに患者さんと触れ合いコミニュケーションを取っていてプラセボの恩恵と呼ばれても仕方ない有利な立場にいるとつくづく思う。
正規医療は不利な立場にあって流石に流行っている治療院でも予約時間を決められていてもそこから数時間も待たされる事は無いしそこで待ってる診察は3分の治療で笑顔等無く無表情で結果だけを説明したプラセボなど全くない世界で有るのは治療結果しか何も残らない結果だけの厳しい世界である。

東海大学病院は赤字であるそうであるが、あれだけの患者さんが来ても多大な設備投資人件費等大学病院の運営も大変であろう、医師も私が診察を受けた13:30であっても食事も取れず診察していてそのまま私が最後ではないのであるからまだまだ食事は遅くなる筈で頭の下がる思いである。

私達治療を携わっている人間は患者さんと関わり信頼や自信を分けてもらいます。がしかし人によっては哲学に嵌り過ぎて錯覚を起こしかねない。

人に感情や心がある以上代替医療はどんなにこの先科学が進もうとも無くなる事は無いだろうが科学のおかげて私達は今の生活がある事を私は感謝している。

2010年2月3日水曜日

褒める大切さ

褒める事は大切で楊名時小田原太極拳の永井先生もほめ上手である。
もともと楊名時太極拳は健康体操であるから制定拳の套路とは違い自由度が高い事もあり伸び伸びとさせるのが目的とも言える。
どんな順番を間違えようが、「素晴らしい演武でした」が口癖である。

最近感じたのは我が子のスキーでスキー教室に入れての事であるが
スキーのインストラクターから「この子は素質があると思います。飲み込みも早く、Bクラスでは一番上手であと少しでAクラスです」とのお褒めの言葉を頂いた。

我が子はかなりスキー教室に入れているが褒められたのは初めてである。何しろ先生の言う事を聞かないで勝手に滑ってしまうから上達も遅いと思われる。
やはり褒められて悪い気はしないのが親心であるから好い部分を褒める事である。


話は変わってスキーの事であるがカービングスキーになって滑る技術はかなり変わった。
昔は谷足内側に加重をかけるのが理論であったが、最近は山足外側に加重をかけるようになった要は両足を徹底して高速ターンが出来るようになったのである。
特にきっかけの初動で山足が使える事で瞬間的に切り返しが出来るようになった。

我が子も感覚で滑るタイプなので昨年かなりの上級者とスキーを行った際子供を見て「カービングスキーのこれが滑りだ、子供は素直に覚えられて好い」と言っていた。私の子供はスキー教室で基礎のスキーで
   はいお兄さんと一緒に滑る方向に肩を下げてそのまま下を向いたら谷足に体重をかけて~
   から始まる一連の初級の教え方を飛ばしてしまったのである。

もうすぐ冬季オリンピックであるが、私は子供と大人と最初のスキーの教え方を分けている今のやり方は将来に差が出ると思う。現在の大人の講習会で行っているものをそのまま子供に伝えた方が将来日本もアルペン競技で活躍出来る選手が出ると思う。今までのある程度の滑りが出来てから大人の滑り指導者講習会の技術を伝えたのでは時間がかかり過ぎると思う。

それとラジオトークで演歌歌手でスキー上手の細川さんが言っていたがスキー人口の低下と地方地元の子供のスキーをしなくなったそうである。東京の子供ばかりがやっていたのではオリンビックは難しいだろう、我が家は時々スキーに行く程度であるから子供も含めてさほど上手くないが、今年も知人のスキー場近くの別荘にお世話になったが我が子と同じ同級生の小3であるがすでに一般の2級であるし、今年1級も取れるかもしれない。そこの家庭は年間リフトシーズン券を家族全員で持っているがやはり指導と滑走日数が必要なのである。

積雪地方の子供達がスキーをやって頂かないと日本のアルペン競技は将来が危ぶまれる。