2009年11月13日金曜日

可愛げのある人格

亡くなった林家 三平師匠が弟子たちに「稚機」でなければ落語家はいけないと生前に何度も言ったそうだ

稚:幼稚の稚いくつになっても可愛げのある人柄で無ければならない。

機:機転の機で相手を思いやり気がきかなければならない。



と弟子たちに話した事を聞くと同じ様な事を北野 武さんも言っていた。

この世界で残る人間は才能や芸で無く可愛げのある奴が残ると言っていた。それ以外は消えて行く。テリー伊藤等が売れなくなった芸人でも引っ張ってあげているのを見ていると人情派なんだなと思う。昔ミスターマリックさんがマネージャの暴露や色々で仕事が無くたった時にテリーさんから「バラエティなんだけど出てみない」と声をかけてくれたと番組の中で言っていた。それからバラエティに出始め仕事を少しずつもらい始めてと・・苦労されている。

個人的に苦労人のミスターマリックさんが好きでマジックの技術も凄いし、あの黒服の誕生がたった一枚のマジック用のスーツも質屋に出してしまった事から始まった事や、ホームページも一時期サングラスを外して丸メガネをかけて家でのドテラ姿に鼻の下にサインペンで髭を書いたりして。失うものはもう無いのではないのではないかと思った時期があった。今のマリックさんは以前のマリックさんに戻りある程度定期的な番組出演もあるし、誰かが引っ張ってくれなければいくら一流の腕があり、ショウマンであったとしても一人では誰もが何も出来ないのである。

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