2009年12月17日木曜日

値段と価値観

最近八味丸を飲み始めた、八味地黄丸八味腎気丸とも同じである。私が習った古方の方術親和会では八味腎気丸と呼ばれている。
馬場先生の馬場薬局の八味丸は最高の生薬を使って作っているので相当効果があるだろう。作っている所を見ても納入されている漢方薬の品質といい値段は確認していないがいかにも効きそうだ。

私は自分の飲む分は松浦あたりの安価なのを飲んでしまっているが、毎日1万歩は歩いているのでかなり他の同年代の人から比べると健脚だし腎気を補っていると思う。

漢方薬も品質には等級があり拘れば拘るだけの事はある。私は麻黄も普通のであるが、方術親和会では去節を使う。荒木先生の最高の物を使ってそれだけのお金をお客さんから頂くと言った精神が今も行き続けている。
最近は世間では何でもデフレではないが安いもの安いものと値下げ競争になり、最近中華街に行ったがバイキングのお店が増えた。ラジオでの聞いた情報であるが2000年から今まででお店の4割が経営者が交代して昔ながらの商売のやり方をしていた人は店をタタミ新しい人が入りその人達の事を新華僑と呼ぶそうだ。テレビで高くて旨いのは当たり前と安くて旨い店の紹介を頻繁に番組で放映しているがこれは喜んでいいのか複雑な心境である。

中国の商売精神は分かる人に本物をあげるもので騙される方が悪いと言った商売精神がある。
私の先輩の薬剤師が中国から送って漢方薬を送ってもらったら杏仁と桃仁を混ぜて送られて来たり(薬の知識がある人ならぜんぜん値段が違うのをお分かりだろう)
箱の底に鉛の玉が入れてあったと聞いた事がある。私も夕食をあるお店で食事をしたが、どう考えてもこの値段ではこの品数と料理を出せないのではないかと心配してしまうほどであった。新華僑の経営技であるが私も長年商売と言うほどではないが派手に利益を得た覚えもないが適正価格というものがある。それをはるかに超えるやり方は疑問である。

関西人も商売は過激で広告の品でリポD1本10円とか客寄せでやったと聞いた事がある。お客さん一人に100円づつ現金を渡すようなものであるがそういうやり方に人々が段々慣れていくのはある意味相手の思う壷である。

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