2009年12月12日土曜日

虚勢と治療

昔東京の神楽坂で接骨院をしているとスポーツをして体を壊す人が多く来院して、口コミでエアロビックスのインストラクターが6台のベットにずらっと並んで治療を受けているなんて光景があったりする。エアロビックスで足や腰がボロボロで痛みを我慢して仕事をしている。しかしスポーツジムのスタジオではそんな事は一言も口に出さずに真っ黒に日焼けした体で白い歯を見せてニコニコしながらステップを踏む、当時は今のジャズダンスステップが無くラン中心だった為よけいにインストラクターに負担がかかった。

インストラクターの患者さんは<私は、大嘘つき>と自分の事を言っていた。皆結婚してエアロビックを辞めたいけど結婚する相手も居ないしとか言っていた。
ヨガの先生も股関節を痛めて来ていた。ボディビルダーの方も来ていたが当時の中野ヘルスと言えばボディビルダーの頂点である。しかしある方がボディビルダーは本当に見かけ倒しですよ。すーぐ風邪引いて弱いんだからと中野ヘルスでチャンピオンを取った方が言っていた。腰は悪くなるし体にちっとも良くないと自分で言ってやっていた。

昔上田馬之助(プロレスラー)の特集をやっていた交通事故を起こして脊髄損傷を起こす前の時点である。リングで暴れてリングを降りると激しい坐骨神経痛で歩行困難でスタッフの肩を借りて歩いていた。それでもリングでは元気に振る舞いに立ち続けていたがその後に大きな交通事故があったからボロボロの体にトドメを刺された形だとおもう。

治療の先生で自分が腰痛で患者さんの腰痛を治療している先生が私の知ってる人でいるが、肩を壊して治療中に痛みを我慢して施術している先生もいた。患者さんには健康を装い体調を隠すのである。そして自分は健康なんだと言い私みたいに健康になりましょうと自分は治療サイド側であり患者さんサイドでは無いとしている。

私としては先生が病気を持っているのであるならば私も患者さんサイドなんですよと言ってしまった方が正直でいいのではないかと思う。よく患者さんから先生はこんなに患者さんを治療して先生はどうやっているのですか?と昔から同じ会話を聞かれるが今は患者さんと同じで他で私も体の手入れをしてもらっているのですよ。と答えている。妻の治療とかはできても。四肢の五行穴経絡治療は出来ても入念な全身のマッサージは出来ない。

本来は全員が患者さんサイドの筈。

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